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 このブログを忘れていた。いや本当に。投稿してからすぐ生活が変わったのでど忘れを。今は時間がないので創想話からのコメント返信はまたこんど。
 コメントありがとうございます。修行中なので辛口コメントはいつでも大歓迎です。
 新作は来月中には書き上げたいところ。その時はよろしくお願いします。
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書物の扱いにご注意

ーカラン

「いらっしゃ……何だ霊夢か……」

「入ってきた客に対してその反応は酷いわよ。」

「客だったらこんな反応はしない!」

「まあ、たしかに何も買わないけど。でもいつもはそこまでの反応じゃないじゃない。」

「今日はすでに二人も来ているから今度も客だと思ったんだよ。」

「二人も?……これは異変かしら。」

「さすがにそれは酷いんじゃないか?……まあたしかに見栄を張ったさ。実際は一人とその従者だよ。」

「ああ、じゃあ異変じゃなくて宴会ね。」

「客だよ。で、今日は何の用だい?」

「暇つぶし。」

「……さ、仕事仕事。」

「やる事ないでしょうが。」

「うるさい。って、いつの間にお茶を用意している?」

「最初からよ。はい、お茶。」

「ありがとう……って、また高価なものを。あと、そこで飲むな。本の上に座るな。」

「いつも私が座る場所に本を置く霖之助さんが悪いのよ。」

「そもそも客ではない奴に席を与えるわけがないだろう。ほら、どけ。本を片付ける。」

「別に私の本なんだからどうしたって良いじゃない。」

「……いろいろと言いたいところはあるが、まず何が『私の』本だ。それはどう見たって僕のだろう。君がこんな本読むわけがない。」

「私のよ。私が霖之助さんに貸した本だもの。」

「……ああ、そういえばこれは変な妖怪が持っていた本か。確かにこの本は君から手に入れたものだが、きちんとした交渉の上で僕のものにしただろう。」

「でしょう。つまり私が貸しているのよ。」

「何を言っているんだ。これは僕のものだ……」





---カラン、カラッ





「駄目だぜ香霖、霊夢は話を聞かないぞ。」

「……判っているさ、あとそれは君も同じだ。」

「霊夢、神社で宴会だって妖怪が騒いでるぞ。」

「やっぱり……。」

「霊夢、こちらの話を聞け。あとで魔理沙にも話がある。」

「じゃ、夜までここで暇をつぶしているぞ。」

「そういうことで。」

「お前等話を聞け!」





「で、何だ話って?」

「君は……はぁ、まあいいや。取りあえず伝えるよう言われたことを言っておく。」

「?」

「図書館から、本を返せと。……お前、また盗んだか。」

「いつか返すと伝えておけ。」

「自分で言え。全然懲りてないなお前。」

「うん。」

「可愛く言っても無駄だ。お前等少しは……いや普通の人ぐらいには本を大事にしろ。」

「自分の本は大切にするさ。」「自分の本なら大切にするわよ。」

「嘘だ……特に霊夢。お前は先ほどまで自分がしてきた事を思い出せ。」

「お茶を飲んでいたわ。」

「違う、そこではない……まあいい。僕の言いたい事は書物を軽く見すぎない事だ。」

「?どういうことだ?」

「深く考えないで聞くな。まずは自分で考えろ。」

「毎度の事だがお前の言い方が悪い。そんなんじゃきちんと相手に伝わらないぜ。」

「確かにその通りかもしれないが、お前に説教される筋合いはない。……つまりそんなに乱雑に扱うと、書物は化けるという事だ。」

「化ける?つまり妖怪になるってこと?」

「正確に言うと付喪神の方が近いが、どちらも似たようなものだし間違ってはいないな。」

「だったら倒せば良いだけでしょう?」

「お前は曲がりなりにも巫女だろう!まさか本気でいったわけではないな?」

「曲がりなりにもって何よ。」

「不完全という意味だ。で、どうなんだ?」

「……。」

「お前……。」

「そんなことは良いからさっさと話を進めようぜ。」

「いや、これは結構重大な問題だ。博麗神社の文献をこいつは失わせるどころか、妖怪にさせるかもしれないのだぞ。」

「あまりそんな面白くなさそうなものには触れていないわ。きちんとしまってあるわよ。」

「良かった……、絶対に粗末に扱うなよ。」

「その話は気になるぜ。」

「博麗神社のことだから、僕も良くは知らないけどね。……おい、間違っても盗もうとか考えるなよ。」

「多分大丈夫よ。博麗神社は色々な結界で守られているから。」

「その割には普通にご神体とこんにちはできたけどな。」

「……その話は少し気になるが、とにかくそれ以外の本も大事に扱え。お前らの扱いが酷すぎる。」

「失礼な、どこを見てそんなことを。」

「お前はもうしゃべるな。」

「……。」

「何の話だっけ。」

「----っ!」

「まあまあ、お茶でものんで落ち着いて。」





「……そう、書物の話だ。書物は歴史書も小説も随筆も、どんな種類の本も様々な念を込められて作られる。特に魔導書なんかそれがないと意味がない。そこらは魔理沙の専門だろ。」

「……。」

「……まあいい。霊夢もだ。推測でものをいうが、お前もいつかは博麗神社に文献を残すんじゃないのか?」

「面倒よねえ。」

「ともかく強い意味があり、強い念が込められた書物は化けたら恐ろしいものになりやすい。」

「倒せば良いじゃない。現にあの後ろから弾幕を出す奴も倒したし。」

「あれは本を持っていただけだろう。風貌から鳥類の妖怪だと思うのだが。まあそれはどうでもいい。倒せば良いと言ったが、単純に倒せばいいものなら良いが、それだけではない呪いを残す妖怪や、そもそもの力が強大すぎて倒せないかもしれないだろう。」

「ああ、あったわね。紙舞だったかしら。周りのものを乗っ取っていく奴。」

「ん?何だいそれは。」

「文の新聞が化ける妖怪だって。何でも読まないと化けるらしいわ。」

「いや、紙舞はただ紙を舞い上がらせて人を驚かす妖怪だったような……。」

「でも、文がそう言ってたし、実際見たのよ。一斉に舞う新聞紙を。」

「お前は騙されやすい所があるしね。特に天狗の言う事だし、信じにくいな。でもその妖怪は僕にとっては恐くないね。」

「何で……って、ああ。」

「きちんと新聞を読んでいるからだ。」

「暇人ねえ……。」

「話を戻そう。そのような力を持つ紙舞がいるかはともかく、その『周りのものを乗っ取ってゆく』のように強大な力を持つものに化けられたら、いかに博麗の巫女と言えど苦労するだろう。」

「私にとっては暇つぶしになるわよ。」

「……お前は幻想郷を守る立場なのに、異変を起こす気か?だから博麗神社は妖怪神社と呼ばれるんだ。」

「……。」

「巫女としての、いや人間という種族の最低限のわきまえぐらいはつけろ。そもそも神を祀るお前が紙を大事にしないんじゃ、お賽銭が来ないのも全て自業自得だ。」

「お賽銭……。」

「……まあいい。自業自得につきあう気はない。で、さっきから魔理沙は黙っているが、話を聞いているのか?」

「……。」

「おい、答えろ。」

「黙ってろって言ったのはお前だろ。」

「……。」

「はい、お茶。」





「……ふぅ、ああいいさ。もう黙っていなくていいよ。」

「じゃあ感想を言うか。」

「あんた何様よ。」

「お前こそなんだ。じゃあ始めるが、お前ただ語りたかっただけだろう。」

「……そう思ったのならそれで良いよ。」

「いつにもまして気力がないわね。」

「お前もその理由の一つだ。」

「あと、妖怪やらなにやらで脅しでもしてる気か?だったら無駄だぞ。逆に楽しんでみたくなる。」

「そうかい。……やっぱり、お前等はもう何を言っても治らないかな。もう本を君たちの手の届かない場所に置くしかないか。」

「何で私も含まれているのよ。」

「もうこの話が始まったことも記憶にないのか?」

「ともかく、そんな脅しじゃ効果ないぞ。まあ本を大事に扱うということぐらいは、心の片隅に入れとくか。」

「言ったな。じゃあこれからはもう泥棒するなよ。」

「もちろん。借りるだけだ。」
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Author:せる
霖之助好きで、霖之助のssを書いてある場所でいろいろコメしている者です。自分のネタがたまってきたので、そそわに投稿してそれをここにまとめる事にしました。
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